智頭(鳥取県)のエダマメ/播種時期と収穫の目安
智頭(鳥取県)でエダマメをまくなら、5月中旬ごろです。夏は暑くて実がつかないため、まきどきは秋から春(7月中旬ごろまで)です。ただし遅くまくほど暑い時期にかかります。6月中旬ごろまでにまくと、花が咲くころ(播種の約35日後)に暑さを避けられます。期間の終わり(7月中旬ごろ)にまくと、花の時期はごろ。そのころの日平均気温は℃で、実がつきにくくなる25℃を上回ります。秋にもう一度まく時期があります(〜ごろ)。
智頭(鳥取県)のエダマメは、播種の時期を出していません。気温だけでは決められない地点です(理由は下の囲み)。
播種の時期を出していない地点です
平年で霜が降りず、播種の気温の条件(最低気温の5日間平均 10℃ 以上など)は年間満たしています。 ただし霜の降りない地域では、台風や害虫など気温以外の制約で作型が決まります。 このサイトは気温だけで判定しているため、「◯月◯日ごろ」という日付を出しません。 夏の暑さの上限(日平均 25℃)も年間超えません。
| 霜の心配が少なくなる(出典なし) | 4/6 |
| 平均気温13℃以上(出典なし) | 4/22 |
| 最低気温10℃以上 | 5/12 |
| 最低気温15℃以上(参考) | 6/9 |
| 全部そろう日 | 5/12 |
|---|
種まきは 5月12日 ごろから。 秋は 11月28日 ごろに霜のおそれが出るため、そこで打ち切りとして計算しています。この地点は平年で霜が降りないため、秋の霜では打ち切らずに計算しています。
この地点は平年で霜が降りないため、秋の霜での打ち切りはありません。
最低気温を基準にしているのは、エダマメは気温が低いと発芽せず、種が腐りやすいためです。 この推奨日は安全側の線です。寒冷地では生育期間が短いぶん、これより早くまく栽培暦もあります(北海道の栽培暦は、本サイトの帯広の推奨日より早い日から始めています)。それより早くまくときに何が足りないかは、下の「推奨日より早く播種したい場合」の表で見られます。 エダマメは高温では花粉が働かず実がつかないため、暑さがやわらぐのを待つ形になります。 もっと早くまきたい場合はマルチを使う方法があり、 その場合は 4月29日 ごろまで前倒しできます。
エダマメを育てるときの注意
- 10℃以下では発芽しない。15℃以下では発芽が遅れて種が腐りやすい
- 早生70〜75日 / 中生75〜80日 / 晩生80〜85日 / 極晩生85〜90日
- 発芽までは種が地中にあるので遅霜にやや強いが、出芽後の霜では枯れる
保温資材について
この地点は気温の条件を通年満たすため、播種を早めるための保温 (マルチで地温を上げる、トンネル・不織布で株を覆う)は要りません。 マルチは、土壌の水分を保ち雑草を抑える目的でなら使います。
保温資材を使うと何日早まるか
| 使うもの | 播種適期 | 早まる日数 | 最も遅い播種 | 収穫開始 | 日数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 保温なし | 5/12 | ― | 7/19 | 7/25 | 74日 |
| マルチ | 4/29 | 13日早い | 7/19 | 7/21 | 83日 |
| トンネル・不織布 | 4/29 | 13日早い | 7/19 | 7/21 | 83日 |
※ 収穫開始と日数が行ごとに違うのは、播種の日が違うためです(保温資材の効果は積算温度に足していません)。 早くまくほど寒い時期を通るので日数は長くなり、早めた日数がそのまま収穫の前倒しにはなりません。 「最も遅い播種」が資材で変わらないのも同じ理由です。「最も遅い播種」は、霜の降りない地点ではまく時期の終わりが資材で少し変わるため、ここでは行ごとに違います。
※ の付いた行は、播種できる期間がごく短い計算結果です。 畑の標高が観測所と少し違うだけで、この行は出なくなります。
保温なし:平年気温そのままで判定する
マルチ:上がるのは地温だけ。夜間の気温は変わらないので霜には効かない。暖かい地点では、まく日・植える日が保温なしと変わらないことがある。それでも土壌の水分を保つことと雑草を抑えることが目的で使われる
トンネル・不織布:エダマメでは保温より鳥害防止が主目的。播種後に不織布をべたがけし、本葉が開いたら外す。早くまくための資材ではないので、日付はマルチと同じです
この表の前提
※ 資材の効き方は2通りに分けて計算しています。 マルチは地温を上げるもの、 株を覆うもの(トンネル・不織布)は 風と夜の冷えから守るものとして扱っています。 マルチは、日平均気温に+2℃、最低気温に+2℃を足して判定しています。 夜の気温そのものは変わりませんが、地温が確保されるぶん株が冷えに耐えやすいとみなしたものです。 どちらの値も栽培暦の日付に合うよう決めた値(逆算値)で、霜の判定には足していません(下の「出典で裏付けられていない値」の一覧)。とくにトンネルの列は、トンネル栽培の栽培暦(JA・県)と突き合わせた品目にだけ出しています。保温資材を使ったときの気温の下限は、県の試験場の資料ではなく栽培暦と種苗会社の記述から採った値です。
※ 「最も遅い播種」は、その日までにまけば収穫まで間に合う最後の日です。 適期ではありません。
※ 資材ごとの日付の根拠
トンネル・不織布:短期間で外す前提なので、マルチと同じ日付で出している。不織布をべたがけする栽培暦も、マルチを張ったうえで掛けています(奄美地域におけるエダマメ栽培マニュアル(鹿児島県)は「地温確保や土壌水分確保および雑草防止のため,黒マルチ栽培を行います」とし、栽植様式の表でも11〜12月どり・4〜5月どりの両方が黒マルチで、べたがけは寒い時期の4〜5月どりにだけ重ねます)
※ 答えの下の「保温なしの場合の、播種の条件がそろう日」の表で、「霜の心配が少なくなる」は霜の確率が20%以下になる日です。 日付を決めているのは(参考)以外の行で、印の無い行は出典に書かれた値、(出典なし)は出典の無い値、(逆算値)は栽培暦の日付に合うよう決めた値です。 (参考)の行は、出典に書かれているが日付には使っていない値です。最低気温15℃(熊本県 農林水産部 講習会標準テキスト エダマメ(トンネル早熟・普通)):出典は「10℃以上、できれば15℃」で、このサイトは必ず要る10℃を基準にしている。
推奨日より早く播種したい場合
| 播種日 | 日付 | 最低気温 (5日間平均) |
霜にあう確率 | |
|---|---|---|---|---|
| 推奨日 | 5/12 | 10.0℃ | 1.0% | |
| 7日早い | 5/5 | 9.1℃ | 4.8% | 0.9℃たりない |
| 14日早い | 4/28 | 7.8℃ | 14.4% | 2.2℃たりない |
| 21日早い | 4/21 | 6.4℃ | 36.1% | 3.6℃たりない霜よけ |
「1.0℃たりない」は、最低気温の目安 10℃ に対する不足分です。 「霜よけ」は霜にあう確率が20%を超える日です。
この表の読み方
早植えで先に問題になるのは、多くの場合は霜ではなく夜間の気温の低さです。 枯れはしなくても、生育が止まったり実つきが悪くなったりします。 本サイトは最低気温(5日間平均)10℃ を目安にしています。これは出典に書かれた値です。 出典側の表現は「10℃以下では発芽しない」(タキイ)「最低夜温は10℃以上、できれば15℃確保するのが望ましい」(熊本県)で、はっきりした境目があるわけではありません。 上の表の資材を使うと、その分を補って早めることができます。
霜の確率は各日を独立とみなして計算しているため、実際よりやや高めに出ます(上限の目安)。 20%を超える日に播種するなら、霜よけの準備をおすすめします。
推奨日より早く播種したい場合
| 播種日 | 日付 | 日平均気温 (5日間平均) | |
|---|---|---|---|
| 推奨日 | 5/12 | 16.1℃ | |
| 7日早い | 5/5 | 15.4℃ | |
| 14日早い | 4/28 | 14.2℃ | |
| 21日早い | 4/21 | 12.8℃ |
「暑さ +2.0℃」は、上限の 25℃ をその分こえているという意味です。 こえると花粉が働かず、実がつきにくくなります。
この日付の読み方
- 答えを上旬・中旬・下旬で出しているのは、この計算に前後1週間ほどの誤差があるためです。 表の日付も、その前後の幅で見てください。旬の境目に近い日付は、隣の旬になることもあります。
- 品種(早生・晩生)による差は入れていません。
※ 次の数値は出典で裏付けられていない値です。
- 霜の確率20%(播種の条件と秋の霜の判定):出典なし
- 平均気温13℃(播種の条件):出典なし
- 暑さの上限の平均気温25℃(播種の条件):逆算値
- 保温資材の効き目(マルチとトンネル・不織布 日平均 +2℃・最低 +2℃):逆算値。霜よけ(トンネル・不織布 +3℃):出典なし
- 積算温度の基準温度10℃(収穫の予測):出典なし
- 播種から収穫までの積算温度800℃日(収穫の予測):逆算値
- 早植えの表の霜の見方(播種後14日・確率20%):出典なし
エダマメを実際に育てた記録と突き合わせて、確かめられたぶんから直していきます。
出典
- 気象庁 アメダス平年値 気温データ
- タキイのエダマメ栽培マニュアル 適温の参考収穫日数の検算栽培の注意
- JAグループ北海道 チャレンジ家庭菜園・は種/定植/収穫時期 積算の速さの基準(校正に使った栽培暦)日付の照合
- 熊本県 農林水産部 講習会標準テキスト エダマメ(トンネル早熟・普通) 気温の条件参考の行(最低気温15℃)日付を合わせた栽培暦(暑さの上限)開花までの日数積算の速さの基準(校正に使った栽培暦)
- 野菜の収穫時期を知る積算温度表(丹波篠山) 参考値
- 奄美地域におけるエダマメ栽培マニュアル(鹿児島県) 資材の説明