粥見(三重県)のエダマメ/播種時期と収穫の目安
粥見(三重県)でエダマメをまくなら、4月30日ごろです。夏は暑くて実がつかないため、まきどきは秋から春(7月8日ごろまで)です。ただし遅くまくほど暑い時期にかかります。6月3日ごろまでにまくと、花が咲くころ(播種の約35日後)に暑さを避けられます。期間の終わり(7月8日ごろ)にまくと、花の時期はごろ。そのころの日平均気温は℃で、実がつきにくくなる25℃を上回ります。秋にもう一度まく時期があります(〜ごろ)。
年間を通して霜が降りない地点です
春の適期という区切りがないため、下の日付は 3月1日 から計算した参考値です。 実際には秋まき・冬まきが中心になります。
種まきは 4月30日 ごろから。 秋は 12月4日 ごろに霜のおそれが出るため、そこで打ち切りとして計算しています。この地点は平年で霜が降りないため、秋の霜では打ち切らずに計算しています。
この日付は、最低気温(5日間平均)が 10℃ を超える最初の日です。 エダマメは気温が低いと発芽せず、種が腐りやすいため、そこを基準にしています。 この日付は、暑さがやわらいで平均気温(5日間平均)が 25℃ を下回る最初の日です。 エダマメは高温では花粉が働かず実がつかないため、夏が過ぎるのを待つ形になります。 もっと早くまきたい場合はマルチを使う方法があり、 その場合は 4月20日 ごろまで前倒しできます。
被覆資材を使うと何日早まるか
| 使うもの | 播種適期 | 早まる日数 | 最も遅い播種 | 収穫開始 | 日数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 露地(何も使わない) | 4/30 | ― | 7/8 | 7/15 | 76日 |
| マルチ | 4/20 | 10日早い | 7/8 | 7/12 | 83日 |
| トンネル・不織布 | 4/20 | 10日早い | 7/8 | 7/12 | 83日 |
露地(何も使わない):平年気温そのままで判定する
マルチ:上がるのは地温だけ。夜間の気温は変わらないので霜には効かない。暖かい地点では、まく日・植える日が露地と変わらないことがある。それでも土壌の水分を保つことと雑草を抑えることが目的で使われる
トンネル・不織布:エダマメでは保温より鳥害防止が主目的。播種後に不織布をべたがけし、本葉が開いたら外す。短期間で外す前提なので、収穫予測(積算温度)には足していない。マルチと同じ日付になるのはそのため
この表の前提
※ 資材の効き方は2通りに分けて計算しています。 マルチは地温を上げるもの、 株を覆うもの(トンネル・不織布)は 風と夜の冷えから守るものとして扱っています。 地温の上げ幅として使っている+2℃は実際の栽培暦に合うよう逆算した調整値で、 実測の裏付けがある数字ではありません。目安としてお使いください。 とくにトンネルの日付は、そこまで早く始める栽培暦を確認できていません。
※ 「最も遅い播種」は、その日までにまけば収穫まで間に合う最後の日です。 適期ではありません。
推奨日より早く播種したい場合
| 播種日 | 日付 | 最低気温 (5日間平均) |
霜にあう確率 | |
|---|---|---|---|---|
| 推奨日 | 4/30 | 10.0℃ | 1.0% | |
| 7日早い | 4/23 | 8.6℃ | 5.6% | 1.4℃たりない |
| 14日早い | 4/16 | 7.4℃ | 16.4% | 2.6℃たりない |
| 21日早い | 4/9 | 6.0℃ | 39.2% | 4.0℃たりない霜よけ |
「1.0℃たりない」は、最低気温の目安 10℃ に対する不足分です。 「霜よけ」は霜にあう確率が20%を超える日です。
この表の読み方
早植えで先に問題になるのは、多くの場合は霜ではなく夜間の気温の低さです。 枯れはしなくても、生育が止まったり実つきが悪くなったりします。 本サイトは最低気温(5日間平均)10℃ を目安にしていますが、 これは栽培暦に合うよう決めた値です。 出典側の表現は「10℃以下では発芽しない」(タキイ)「最低夜温は10℃以上、できれば15℃確保するのが望ましい」(熊本県)で、はっきりした境目があるわけではありません。 上の表の資材を使うと、その分を補って早めることができます。
霜の確率は各日を独立とみなして計算しているため、実際よりやや高めに出ます(上限の目安)。 20%を超える日に播種するなら、霜よけの準備をおすすめします。
推奨日より早く播種したい場合
| 播種日 | 日付 | 日平均気温 (5日間平均) | |
|---|---|---|---|
| 推奨日 | 4/30 | 16.0℃ | |
| 7日早い | 4/23 | 14.7℃ | |
| 14日早い | 4/16 | 13.6℃ | |
| 21日早い | 4/9 | 12.3℃ |
「暑さ +2.0℃」は、上限の 25℃ をその分こえているという意味です。 こえると花粉が働かず、実がつきにくくなります。
エダマメを育てるときの注意
- 10℃以下では発芽しない。15℃以下では発芽が遅れて種が腐りやすい
- 早生70〜75日 / 中生75〜80日 / 晩生80〜85日 / 極晩生85〜90日
- 発芽までは種が地中にあるので遅霜にやや強いが、出芽後の霜では枯れる
この日付の読み方
- 気象庁の平年値から計算した参考値です。その年の天候によって前後します。
- 基準はアメダス粥見(標高 120m)の気温です。 畑の標高が違う場合は上の「畑の標高で調整する」で近づけられますが、 夜の冷え方は谷底か斜面かでも変わるので、標高だけで正確に決まるものではありません。 近い標高でも観測所どうしで10日前後ずれることがあります。
- 品種(早生・晩生)による差は入れていません。
出典
- 気象庁 アメダス平年値 気温データ
- タキイのエダマメ栽培マニュアル 適温の参考収穫日数の検算栽培の注意
- JAグループ北海道 チャレンジ家庭菜園・は種/定植/収穫時期 日付の照合
- 熊本県 農林水産部 講習会標準テキスト エダマメ(トンネル早熟・普通) 気温の条件開花までの日数
- 野菜の収穫時期を知る積算温度表(丹波篠山) 参考値
- 奄美地域におけるエダマメ栽培マニュアル(鹿児島県) 資材の説明
※ 積算温度・霜の判定に使っている数値は、栽培暦や収穫日数に合うよう 逆算して決めた暫定値で、一次情報の裏付けがありません。 エダマメを実際に育てた記録と突き合わせて、確かめられたぶんから直していきます。