生田原(網走・北見・紋別地方)のトマト・ミニトマト/定植時期と収穫の目安
生田原(網走・北見・紋別地方)でトマトを植えるなら、―ごろです。夏は暑くて実がつかないため、植えどきは秋から春(―ごろまで)です。ただし遅く植えるほど暑い時期にかかります。―ごろまでに植えると、収穫が暑くなる前に終わります。期間の終わり(ごろ)に植えると、収穫はごろ。そのころの日平均気温は℃で、実がつきにくくなる25℃を上回ります。秋にもう一度植える時期があります(〜ごろ)。
生田原(網走・北見・紋別地方)のトマトは、定植の時期を出していません。気温だけでは決められない地点です(理由は下の囲み)。
ミニトマト・中玉トマトも同じ時期です。大玉とミニ・中玉で、このサイトが使う値(発芽・生育の適温、定植から収穫までの日数、定植の時期)に違いが見つからないため。違うのは摘果の有無だけです(サカタのタネ)。JAグループ北海道の栽培暦も「トマト類」を1項目にまとめ「ミニ・中玉も同様」としています。
この地点は、保温なしではむずかしい計算結果です
秋の霜までに積算温度が足りない(679/700℃)
保温資材を使うか、畑の標高が観測所より低ければ可能になる場合があります。
定植の時期を出していない地点です
平年で霜が降りず、定植の気温の条件(最低気温の5日間平均 12℃ 以上など)は年間満たしています。 ただし霜の降りない地域では、台風や害虫など気温以外の制約で作型が決まります。 このサイトは気温だけで判定しているため、「◯月◯日ごろ」という日付を出しません。 夏の暑さの上限(日平均 25℃)も年間超えません。
この日付の根拠
赤くなる時期の終わり(日平均気温が下がる日と、秋の霜の日の早いほう)から、さかのぼって日平均気温をそのまま足し、開花から赤くなるまでの積算温度に届く日を締め切りにしています。
- 開花から赤くなるまでの積算温度1,100℃日:大規模施設園芸生産運営マニュアル ~トマト低段密植栽培を例に~(農研機構/埼玉県農業技術研究センター)「開花~収穫開始 1,100℃日(平均温度20℃での所要日数 55日)」。ハウス内の平均気温で数えた、施設栽培・低段密植・品種「桃太郎ヨーク」の値です。このサイトは外の気温で数えています(ハウス内の平均気温の代わり)。
- 赤くなる時期の終わりの平均気温12℃:栃木県 気候変動の影響と適応策 第3章 トマト(着色不良(黄変果))「赤色色素のリコピンは、温度 12~32℃の範囲を超えると生成が抑制されます」。気温か果実の温度かは書かれていません。このサイトは外の気温で数えています(リコピンが作られる温度の代わり)。
- 摘心の段数は、出典では「収穫目標の花房(3~5段)が咲きだしたら、その上の葉を2~3枚残して主枝を摘み取ります」(サカタのタネ)、「生長に応じて第5花房前後で摘心します」(JA西春日井)と、段の数で書かれています。締め切りの日付で摘心の時期を決める出典はありません。この締め切りは、その段数を決めるときの参考です。
- 摘心は主枝の先を止める作業で、わき芽をかく作業とは別のものです。
- 真夏に咲いた花の注意は、上の「定植の条件がそろう日」の暑さの上限と同じ出典によります。
| 霜の心配が少なくなる(出典なし) | 5/21 |
| 平均気温13℃以上(出典なし) | 5/31 |
| 最低気温10℃以上(参考) | 6/22 |
| 平均気温16℃以上(参考) | 6/26 |
| 最低気温12℃以上 | 7/3 |
| 全部そろう日 | 7/3 |
|---|---|
| × 保温なしでは秋の霜までに収穫まで届かない | |
下の表で○が付く行がありますが、その日付を決めているのは出典で裏付けられていない値です。マルチ:マルチで最低気温に足す +2℃(逆算値)。行灯・ホットキャップ:平均気温13℃(出典なし)。この地点で作れるかどうかは目安として読んでください。
苗から育てる場合の定植は ― ごろ。 自分で種をまいて育苗するなら、その約60日前の ― ごろが種まきの目安です(育苗は加温したハウスや室内が前提です)(種まきの時期はまだ暑いので、風通しのよい日陰で育てます)。 秋は ― ごろに霜のおそれが出るため、そこで打ち切りとして計算しています。この地点は平年で霜が降りないため、秋の霜では打ち切らずに計算しています。
苗から育てる場合、自分で種をまいて育苗するなら定植の約60日前が種まきの目安です。 この地点は平年で霜が降りないため、秋の霜での打ち切りはありません。
最低気温を基準にしているのは、トマトは夜が冷えると生育や着果が落ちるためです。 この推奨日は安全側の線です。寒冷地では生育期間が短いぶん、これより早く植える栽培暦もあります(北海道の栽培暦は、本サイトの帯広の推奨日より早い日から始めています)。それより早く植えるときに何が足りないかは、下の「推奨日より早く定植したい場合」の表で見られます。 トマトは高温では花粉が働かず実がつかないため、暑さがやわらぐのを待つ形になります。 もっと早く植えたい場合はを使う方法があり、 その場合は ― ごろまで前倒しできます。
トマトを育てるときの注意
- 霜に非常に弱い。遅霜が完全に終わってから定植する
- 夜温が10℃を下回ると着果不良になりやすい
- 育苗は加温が必要。無加温なら定植適期から逆算せず、市販苗を買う前提でもよい
- トマトは雨に当たると実が割れたり、灰色かび病や疫病が出やすくなります。産地では、支柱にビニールを張る簡単な雨よけをかけるのが一般的です。このサイトの日付は、雨よけを使わない場合の目安として見てください。
保温資材について
この地点は気温の条件を通年満たすため、定植を早めるための保温 (マルチで地温を上げる、行灯・ホットキャップで株を覆う)は要りません。 マルチは、土壌の水分を保ち雑草を抑える目的でなら使います。
保温資材を使うと何日早まるか
| 使うもの | 定植適期 | 早まる日数 | 最も遅い定植 | 収穫開始 | 日数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 保温なし | × 秋の霜までに積算温度が足りない(679/700℃) | ||||
| マルチ | 6/22 | ― | 6/29 | 9/17 | 87日 |
| 行灯・ホットキャップ | 5/31 | ― | 6/29 | 9/3 | 95日 |
※ 収穫開始と日数が行ごとに違うのは、定植の日が違うためです(保温資材の効果は積算温度に足していません)。 早く植えるほど寒い時期を通るので日数は長くなり、早めた日数がそのまま収穫の前倒しにはなりません。 「最も遅い定植」が資材で変わらないのも同じ理由です。「最も遅い定植」は、霜の降りない地点では植える時期の終わりが資材で少し変わるため、ここでは行ごとに違います。
※ の付いた行は、定植できる期間がごく短い計算結果です。 畑の標高が観測所と少し違うだけで、この行は出なくなります。
保温なし:平年気温そのままで判定する
マルチ:上がるのは地温だけ。夜間の気温は変わらないので霜には効かない。暖かい地点では、まく日・植える日が保温なしと変わらないことがある。それでも土壌の水分を保つことと雑草を抑えることが目的で使われる
行灯・ホットキャップ:定植時にあんどんやホットキャップをかぶせるのが一般的。活着して伸びてきたら外す
この表の前提
※ 資材の効き方は2通りに分けて計算しています。 マルチは地温を上げるもの、 株を覆うもの(行灯・ホットキャップ)は 風と夜の冷えから守るものとして扱っています。 マルチは、日平均気温に+2℃、最低気温に+2℃を足して判定しています。 夜の気温そのものは変わりませんが、地温が確保されるぶん株が冷えに耐えやすいとみなしたものです。 どちらの値も栽培暦の日付に合うよう決めた値(逆算値)で、霜の判定には足していません(下の「出典で裏付けられていない値」の一覧)。
※ 「最も遅い定植」は、その日までに植えれば収穫まで間に合う最後の日です。 適期ではありません。
※ 株を覆う資材(行灯・ホットキャップ)では、 最低気温の下限を保温なしの 12℃ ではなく 5℃ として計算しています。 12℃を割ると生育や実つきは落ちますが、それで枯れるわけではありません。 トマトで生育の抑制が始まるのがこのあたりで、 枯れるのは氷点下です。覆って霜と風を防げるなら、遅くはなっても育つ、という考え方です。 根拠は下の「出典」に挙げています。
※ 答えの下の「保温なしの場合の、定植の条件がそろう日」の表で、「霜の心配が少なくなる」は霜の確率が10%以下になる日です。 日付を決めているのは(参考)以外の行で、印の無い行は出典に書かれた値、(出典なし)は出典の無い値です。 (参考)の行は、出典に書かれているが日付には使っていない値です。最低気温10℃(JA晴れの国岡山 家庭菜園・トマト):出典の幅(10〜12℃)のうち、このサイトは自然農法センターの最低気温12℃を基準にしている。平均気温16℃(自然農法センター トマトの栽培(公益財団法人 自然農法国際研究開発センター)):採ると JAグループ北海道の帯広の栽培暦より2週間ほど遅く出るため、採っていない。
推奨日より早く定植したい場合
| 定植日 | 日付 | 最低気温 (5日間平均) |
霜にあう確率 |
|---|
「1.0℃たりない」は、最低気温の目安 12℃ に対する不足分です。 「霜よけ」は霜にあう確率が10%を超える日です。
この表の読み方
早植えで先に問題になるのは、多くの場合は霜ではなく夜間の気温の低さです。 枯れはしなくても、生育が止まったり実つきが悪くなったりします。 本サイトは最低気温(5日間平均)12℃ を目安にしています。これは出典に書かれた値です。 出典側の表現は「定植は最低気温12℃以上が確保される時期」「最低気温10℃以上になったころ」「夜温が10℃を下回ると着果不良」と10〜12℃に散っていて、はっきりした境目があるわけではありません。 上の表の資材を使うと、その分を補って早めることができます(株を覆う資材の下限は上の「この表の前提」にまとめてあります)。
霜の確率は各日を独立とみなして計算しているため、実際よりやや高めに出ます(上限の目安)。 10%を超える日に定植するなら、霜よけの準備をおすすめします。
この日付の読み方
- 答えを上旬・中旬・下旬で出しているのは、この計算に前後1週間ほどの誤差があるためです。 表の日付も、その前後の幅で見てください。旬の境目に近い日付は、隣の旬になることもあります。
- 品種(早生・晩生)による差は入れていません。
※ 次の数値は出典で裏付けられていない値です。
- 霜の確率10%(定植の条件と秋の霜の判定):出典なし
- 平均気温13℃(定植の条件):出典なし
- 行灯・ホットキャップの最低気温の下限5℃(定植の条件):出典は保温資材の内側の気温の値(外の気温で判定)
- 保温資材の効き目(マルチ 日平均 +2℃・最低 +2℃):逆算値。霜よけ(行灯・ホットキャップ +3℃):出典なし
- 積算温度の基準温度10℃(収穫の予測):出典なし
- 定植から収穫までの積算温度700℃日(収穫の予測):逆算値
- 開花から赤くなるまでの積算温度1,100℃日(赤くなる花の締め切り):出典はハウス内の平均気温の値(外の気温で判定)
- 赤くなる時期の終わりの平均気温12℃(赤くなる花の締め切り):出典はリコピンが作られる温度の値(外の気温で判定)
- 早植えの表の霜の見方(定植後14日・確率10%):出典なし
開花から収穫開始までなら1,100℃日(日平均気温をそのまま足した値)という県の試験場の数字が公表されていますが、本サイトが計算しているのは定植からの積算なので、そのままは使えません。
トマトを実際に育てた記録と突き合わせて、確かめられたぶんから直していきます。
出典
- 気象庁 アメダス平年値 気温データ
- タキイのトマト栽培マニュアル 適温の参考
- JA晴れの国岡山 家庭菜園・トマト 参考の行(最低気温10℃)
- 埼玉県農業技術研究センター トマト栽培における低温障害を発生させる温度と時間 保温資材を使ったときの気温の条件
- 園芸学会雑誌 定植後の最低気温が一段栽培トマトの収量と品質ならびに果実肥大に及ぼす影響 67(3) 420 保温資材を使ったときの気温の条件
- 千葉県農林水産技術会議 ハウス抑制トマト栽培の着果安定技術(令和4年3月) 暑さの上限
- 沖縄県農林水産部営農支援課 沖縄県特別栽培農産物 栽培マニュアル 作物編 トマト 日付の照合
- JAおきなわ 生産カレンダー 日付の照合
- サカタのタネ 園芸通信 トマト、ミニトマトの育て方・栽培方法 同じ時期として扱う根拠摘心の目安
- JAグループ北海道 チャレンジ家庭菜園・は種/定植/収穫時期 育苗日数同じ時期として扱う根拠積算の速さの基準(校正に使った栽培暦)
- 自然農法センター トマトの栽培(公益財団法人 自然農法国際研究開発センター) 気温の条件日付の照合
- JA西春日井 家庭菜園・トマト 日付の照合摘心の目安
- 大規模施設園芸生産運営マニュアル ~トマト低段密植栽培を例に~(農研機構/埼玉県農業技術研究センター) 参考値赤くなる花の締め切り
- 栃木県 気候変動の影響と適応策 第3章 トマト(着色不良(黄変果)) 赤くなる花の締め切り
- 新やまがたの野菜つくり トマト(露地栽培・雨よけ栽培)(財団法人山形県農業振興機構 発行・山形県農林水産部 監修/やまがたアグリネット) 栽培の注意
- トマトの作り方(家庭菜園向け)|農作業便利帖|みんなの農業広場(一般社団法人 全国農業改良普及支援協会・一般社団法人 家の光協会) 栽培の注意資材の使い方
- 奄美地域におけるエダマメ栽培マニュアル(鹿児島県) 資材の説明